いつか来ると言われている
大災害に備えて
ポータブル電源を調べ始めたsyuriです。
ポータブル電源を調べていると
「UPS機能」というものに出会いました。
「あなたは何者ですか?」という疑問を元に
調べてみたら
UPSには
専用UPSと
ポータブル電源のUPS機能があって
我が家では
ポータブル電源のUPS機能で充分だという事がわかりました。
詳しくはこちらの記事で説明しています。
👉「ポータブル電源はUPSの代わりになる?」
その後さらに
次の疑問が出てきたんですが
それは
✅UPS機能ってバッテリーの寿命に影響しないのかな?
✅停電から回復したときはどうなるの?
✅普段使いしたら何が変わるんだろう?
ということ。
UPS機能を活用しようと思えば
常にコンセントに挿しっぱなし状態なので
寿命は特に気になりました。
なので
またまた調べてみました。
その結論を
先にお伝えしちゃうと
モデルにもよりますが
ポータブル電源にもUPS機能があります。
寿命に関しては
バッテリーが「リン酸鉄」であれば大丈夫。
「UPS機能」に+して
「バイパス回路」があると更にGood!
停電後の回復には
「自動復旧機能」が強い。
自分に役立つかどうかでは
「いや 無いと困っちゃうじゃん!」
という事がわかりました。
そこで今回は
UPS機能って何者?から始まり
寿命を縮めないコツ
パススルーとは
UPS機能で守りたい家電
失敗しないための
ポータブル電源の選び方
よくある困りごと対策
などなど
調べてわかった事をお伝えしたいと思います。
すでにポータブル電源をお持ちの方
これから検討しようと思う方の
参考になれば嬉しいです。
ポータブル電源にUPS機能はある?
モデルによりますが
ポータブル電源にもUPS機能がついているものがあります。
ポータブル電源を検討していると
スペック欄でよく目にする「UPS機能」という言葉。
私は全くわからず 何者ですか?と思っていましたが
実は私たちの生活を陰で支えてくれる
とても身近で 頼もしい機能でした。
まずは
この機能があるだけで暮らしがどう変わるのかを
お伝えします。
ポータブル電源のUPS機能とは
そもそもUPSとは という事なんですが
「Uninterruptible Power Supply」
の略で
日本語にすると
「無停電電源装置」といいます。
何をしてくれるかというと
停電が起きた時
すぐにバチンと電源を落とすのではなく
使っている機器を安全に停止させるまでの
時間を稼いでくれます。
例えば
在宅ワーク中にパソコンで大事な書類を作っているとき
突然電気が切れたら
せっかくのデータが消えてしまいますよね。
ノートPCであれば
本体充電で大事なファイルを保存する時間を確保できますが
デスクトップPCなら大変です。
UPSは そういう「もしも」の瞬間に
コンセントの代わりに
バッテリーから電気を流し続けて家電を守ってくれます。
これまでのUPSは
企業のサーバー室など
業務用の機器として使われることがほとんどでした。
最近は 家庭用のポータブル電源にも
同じ機能を搭載したモデルが増えてきています。
でも 全てが同じというわけではありません。
ポータブル電源のUPS機能には
向いているものと向いていないものがあります。
専用UPSとの違いをざっくり分けると
こんな感じです。
| 使い方 | UPS | ポータブル電源 | |
|---|---|---|---|
| PC作業の保護 | ◎ | △ | |
| NAS・サーバー | ◎ | △ | |
| Wi-Fi・ONU | ◎ | ◎ | |
| スマホ充電 | △ | ◎ | |
| 停電生活 | △ | ◎ | |
| 防災 | △ | ◎ | |
◎=向いている
△=あまり向かない
ポータブル電源UPS機能で寿命を縮めないコツ
コンセントに挿しっぱなしで
バッテリーの寿命は大丈夫かな?という私の疑問。
調べてわかったのは
寿命を縮めないためのコツがある
という事でした。
パススルー充電は大事
UPS機能は
挿しっぱなしの状態で力を発揮します。
なので寿命が心配だったんですが
ここで知っていて欲しいのが「パススルー充電」です。
パススルー充電とは
ポータブル電源をコンセントに繋いだまま
接続した家電に電気を送る仕組みのこと。
電気がバッテリーを
「通り過ぎて(パスして)」家電へ届くイメージです。

バッテリーは充放電を繰り返すたびに
少しずつ劣化していくので
「バッテリーを必要以上に充電・放電しなくて済む」
というのは大きなポイントです。
ただ
ここでチェックして欲しいのは
「バイパス回路」があるかどうか。
実はパススルー対応と書いてあっても
「常にバッテリーを経由して電気を送るタイプ」と
「バッテリーを完全にバイパス(回避)して送るタイプ」の
2種類があります。
「バイパス回路」があるモデルなら
コンセントからの電気を直接家電に流すので
バッテリーを傷めずに済みます。
挿しっぱなしでも安心な「リン酸鉄」モデル
寿命の心配を大きく減らすのは
バッテリーの種類です。
ポータブル電源のバッテリーは
大きく分けて三元系(NMC)とリン酸鉄(LFP)の
2種類あります。
2種類の違いをざっくりと分けてみました。
バッテリー比較表
| 種類 | 充放電サイクル | 発熱・安全性 | 常設向き? | |
|---|---|---|---|---|
| 三元系(NMC) | 約500〜1000回 | やや発熱しやすい | △ | |
| リン酸鉄(LFP) | 約2500〜3500回 | 熱に強く安定 | ◎ | |
常に挿しっぱなしで
UPS機能を活用するなら
リン酸鉄(LFP)タイプがおすすめです。
充放電を繰り返しても劣化しにくく
発熱も少ないので
常時 リビングや部屋に置いても使いやすいと思います。
なお リチウムイオン電池全般では
発火事故のリスクも報告されています。
(NITEのデータでは2020〜2024年の5年間で1860件)
こいういう統計から見ても
熱に強く
安定したリン酸鉄タイプを選んだ方が安心かなと思います。
失敗しないUPS機能付きポータブル電源の選び方
ポータブル電源は
「UPS機能付きならどれでも同じ」
というわけではありません。
私がいろいろなモデルを比較して気づいたのは
スペック表のわずかな違いが
使い心地に大きく影響するということでした。
ここでは
「本当に役に立つ一台」を見極めるために
押さえておくべきポイントをお伝えします。
UPS機能の「切り替え時間」の長さ
UPS機能を比べるときに重要なことは
「切り替え時間」の違いです。
切り替え時間は
停電が起きてから
バッテリーへ切り替わるまでの時間のことなんですが
この時間が短いほど
繋いでいる家電への影響が少なくなります。
0.01秒(10ms)から
0.02秒(20ms)という数値が一般的。
切り替え時間の影響をざっくり表にすると
こんな感じです。
| 切り替え時間 | 影響 | 向いている用途 | ||
|---|---|---|---|---|
| 0ms(瞬断なし) | ほぼ影響なし | PC・医療機器・精密機器 | ||
| 20ms以内 | ほとんどの家電は問題なし | 冷蔵庫・テレビ・一般家電 | ||
| 20ms以上 | 一部機器がリセットされることも | 照明・扇風機など | ||
デスクトップPCを守りたい場合は
切り替え時間が短い
(できれば20ms以下)モデルが安心かなと思います。
一瞬でも電源が落ちたら困る
自宅サーバーや NASなどを使っている方は
専用UPSを使っている方が多い印象です。
「自動復旧」があるかどうか
「自動復旧機能」は
共働き世帯や
日中留守にする事が多い家庭にはとても便利な機能です。
例えば
外出中に停電が発生して
その後 電気が復旧したとします。
自動復旧機能が無いモデルだと
ポータブル電源のスイッチがオフのままになって
繋いでいた家電に電気が届かないという事が起こります。
帰宅したら冷蔵庫が止まっていた…
という失敗を防ぐためにも
この機能があるか確認してみて下さい。
消費電力(W)合計も確認
ポータブル電源を検討していると
どうしても
「容量(Wh)」ばかり気にしてしまいがちですが
「最大出力(W)」も同じくらい重要です。
出力(W)は
一度に出せる電力の大きさのこと。
繋ぎたい家電の消費電力の合計が
ポータブル電源の最大出力を超えると
電源が落ちてしまいます。
家電の消費電力は
本体の裏や 取扱説明書で確認できます。
複数の家電を同時に繋ぐ場合は
その合計ワット数を計算してからモデルを選ぶと
自分に合った使い方ができます。
メーカー保証とサポート体制
UPS機能活用で
常にコンセントにつながっている状態であれば
メーカー保証とサポート体制とても大事になります。
私は以下の3点をチェックして選びました。
✅保証期間が5年など長期であること
✅日本国内にサポート窓口があること
✅リサイクル受付(廃棄)をしっかり行っていること
お高い買い物なので
この辺りはしっかり押さえておきたいポイントです。
ポータブル電源 使用時間のシミュレーション
自分の選んだポータブル電源の容量で
どのくらい家電が動かせるのか
というのは
この計算式で出すことができます。
容量(Wh)× 0.8(変換ロス)÷
家電の消費電力(W)=
使用可能時間
例えば
1000Whの電源で
50Wの液晶テレビを動かす場合
1000 × 0.8 ÷ 50 = 16時間
という目安になります。
Jackeryの公式サイトでも
この計算方法が使われています。
(ポータブル電源の使用時間計算)
こちらの記事内にある自動計算ツールで確認できます。
その過程で複数家電の出力(W)合計を見ることもできますので
参考にしてみて下さい。
👉ポータブル電源使用時間 自動計算ツール
UPS機能で守りたい家電
停電やブレーカーが落ちた時に
どんな家電を守りたいのか
もちろん家庭によって違うとは思いますが
複数サイトの口コミを調べた中で
多かったものをあげてみたいと思います。
PCデータは必須
今は在宅ワークも増えましたよね。
仕事の最中に
停電や家のブレーカーが落ちると
作成途中のファイルが消えるだけでなく
オンライン会議が突然切れしまう
という事も起こり得ます。
このPCデータを守るために
UPS機能を考え始めたという方は
多くいました。
テレビや録画レコーダー
これも以外に多くて
私はめちゃくちゃ共感したんですが
キッチンにいる時
炊飯器とオーブンを同時に使ってしまい
うっかりブレーカーを落としてしまうことがあるんです。
大事な大事な番組を録画している最中だったので
この時は本当に
「ありがとう!UPS機能!」と思いました(笑)
同じような方がたくさんいたので
ちょっと嬉しかったです。
ペットや家庭でのケア 24時間の安心
こちらは
小さいお子さんや
ご高齢の家族がいる家庭が
多かった印象ですが
夏場にエアコンが止まってしまった場合の
家族やペットの熱中症リスクを
懸念されていました。
また
在宅でケアをされているご家庭では
吸引器の充電や 電動ベッドの作動など
電気が止まることが
日常生活に直結する場合もありますよね。
こうした
「止まると困る家電」の備えとして
UPS機能付きポータブル電源は頼もしいなと思います。
ポータブル電源のUPS機能は あくまで「一般家電向け」です。
生命維持に関わる医療機器や
非常に高い信頼性を必要とする機器への使用は
原則としてメーカーが禁止しています。
医療機器への接続を検討される場合は
必ず機器メーカーとポータブル電源メーカーの両方に
事前確認をしてください。
見守りカメラやペットの自動給餌器
介護用の生活家電など
「家庭で使う一般機器の備え」として上手に活用してみて下さい。
よくある困りごと対策
ここでは
実際に使ってみたからこそ直面した困りごとと
その対策をお伝えします。
寝室に置いたらファンの音が気になって眠れない
UPSとして使うなら
24時間挿しっぱなしが基本です。
モデルによっては
充電中や 給電中に冷却ファンが回り
「フォーン」という音が鳴り続けることもあります。
解決策👇
モデルによって動作音はかなり異なるので
レビューや
商品ページで確認してみて下さい。
リビングや廊下など
寝室以外の場所に定位置を作ることもおすすめです。
掃除機のヘッドをぶつけてキズだらけに
床に直置きしていると
毎日の掃除の邪魔になったり
掃除機が当たってキズがついたりします。
解決策👇
キャスター付きの台に乗せたり
通気性の良い棚の
中段などに配置するのがおすすめです。
子どもがボタンを連打して設定が変わっていた
液晶パネルやボタンが低い位置にあると
小さなお子さんや
ペットが触れてしまうリスクがあります。
いざという時に
「AC出力がオフになっていた」なんてことになったら大変です。
解決策👇
チャイルドロック機能付きを選んだり
手の届かない高さに設置しましょう。
壁にピッタリくっつけすぎて熱がこもった
家具と同じ感覚で壁に寄せて置くと
本体の温度が上がり
ファンが激しく回る原因になる事もあります。
解決策👇
ポータブル電源は
側面や背面の吸排気口から熱を逃がします。
なので
壁から10cm以上離して
通気性を確保することがコツです。
コンセントまであと数センチ届かない!
大きなモデルはけっこう重くて
一度設置すると移動が大変です。
付属のACケーブルが意外と短く
設置したい場所に届かなかったという声もあります。
解決策👇
購入前に
設置場所からコンセントまでの距離を確認する事がおすすめです。
延長コードを使う場合は
容量(W数)に耐えられる太いものを選ぶ必要があります。
毎日使うほどコスパが上がる
私も初めは防災用として備えましたが
手元にきてわかったのは
出番が「いざ!という時」だけで
普段はクローゼットの奥というのはもったいない
という事です。
他の家電と同じように じゃんじゃん使って
家の中を便利にしていった方が
コスパは良くなると思います。
また
ポータブル電源を使って
節約するという方法もあります。
安い深夜電力を使って充電し
その電気を昼間に使う。
ソーラーパネルと併用して
電気を買うのではなく
自分で作りだすという事もできます。
1ヶ月続けたらどのくらいの節約になるのかを知りたくて
電気代と回収目安を計算できる
自動計算ツールも作ってみました。
興味のある方はよかったら使ってみて下さい。
👉ポータブル電源普段使いで節約できる?
まとめると・・・
UPS機能やパススルー充電
バイパス回路などなど
日常生活では聞きなれない言葉ばかりですが
やりたい事はただ1つ。
停電が来ても
家族の日常をできるだけ止めないことです。
ポータブル電源のUPS機能は
停電が起きた時に自動で電力を切り替えて
日常生活をできるだけ変えないための仕組みです。
長く安心して使うためには
UPS機能があるだけじゃなくて
バッテリーを傷めにくい「バイパス回路」の有無や
耐久性の高いリン酸鉄(LFP)バッテリーを選ぶことが重要になります。
また 容量だけではなく
最大出力や保証内容まで確認しておくと
「使えなかった」というショックな事も防げます。
そしてポータブル電源は
防災用としてしまい込むよりも
普段から使うことで本来の価値を発揮します。
日常使いと非常時の両方に活用することで
安心とコストパフォーマンスの両立ができるアイテムです。
あなたのライフスタイルにぴったりの一台が見つかるよう
お手伝いできれば嬉しいです。
参考文献・引用元リスト
こちらの記事も参考にどうぞ

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