ポータブル電源を調べ始めたとき
いちばん知りたかったのが
「結局 どれくらい使えるの?」
でした。
容量1000Wh 1500Wh…
って書かれていても
普段そんな単位で暮らしていないから
イメージできないんですよね。
スマホは何回? 電気毛布は一晩?
冷蔵庫は守れる?
知りたいのはスペックの説明じゃなくて
うちの生活に置き換えた目安 でした。
さらにややこしいのが WhとW。
数字が並ぶと
急に難しく見えませんか?
でも本当はそんなに難しい話では
ないんです。
ここが理解できれば
一気にラクになります。
この記事では ポータブル電源が
初めてでも判断できるように
✅WhとWの見方をやさしく整理
✅家電別の使用時間を
具体的な数値で早見表化
✅容量帯を「朝〜夜モデル」として
実際の生活目線で見る。
という流れでまとめました。
大丈夫です。
難しい話はできません(笑)
専門家ではありませんが
同じように迷った私が
「これなら決められる」と
思えた形にしているので
よかったら
一緒に確認していきましょう。
ポータブル電源ってどれくらい使える?
ポータブル電源が
「どれくらい使えるか」は
Whの数字だけ見ても
分かりづらいですよね。
ここでつまずく原因は
ほとんどの場合 WhとWを
似たようなもの
と思ってしまうことです。
まずはここだけ整えておくと
この記事の早見表が
一気に読みやすくなります。
まずはWhとWの見方だけ
私がいちばん腑に落ちたのは
この考え方です👇
Whワットアワー(容量)は
どれだけ電気をためておけるか
Wワット(出力)は
どれだけ電気を勢いよく出せるか
たとえるなら
Whは「浴槽の大きさ」
Wは「蛇口の勢い」 みたいなもの。
浴槽が大きくても
蛇口がチョロチョロなら
お湯がたまるまでに時間がかかる。
逆に蛇口の勢いがよくても
浴槽が小さければすぐにいっぱい。
(=すぐ終わる)

だからポータブル電源は
「どれくらい持たせたいか(Wh)」と
「何を動かしたいか(W)」の
バランス が大事
という事なんです。
W(ワット)出力ってコレのこと
W(出力)って
“電気を勢いよく出せる力”のこと
なんですが
実はこれ
普段の生活ではほとんど意識しませんよね。
私も最初は
「え?出力?容量じゃなくて?」
ってなりました。
でも
いろいろ家電を見てみたらびっくり。
同じ“家電”でもWが全然違うんです。
たとえば…
✅家電のW(出力)の目安(イメージ)
扇風機:だいたい 30〜50W
→ 少ない電気で長く使えるタイプ
(停電向き)
炊飯器:だいたい 700〜1000W
→ 普段は当たり前に使うけど
実はけっこう強め
電子レンジ:だいたい 1000〜1400W
→ 一気に温める分
電気の勢いもかなり必要
普段は出力なんて見ていないけれど
結構な違いがありますよね。
✅さらに分かりやすく
浴槽(Wh)が大きくても
蛇口の勢い(W)がチョロチョロだと…
コレをもう少し
細かく説明すると
蛇口の勢い(W)が少ないと
→ 「電子レンジに必要な勢いが出ない」
→ 「炊飯器のスタートで止まる」
みたいなことが起きます。
逆に蛇口の勢い(W)が強くても
浴槽(Wh)が小さいと…
→ 「一瞬は動くけど すぐ電気がなくなる」
ということになります。
✅ここが超重要
ここで大事なのが
容量(Wh)があっても
出力(W)が足りないと
動かせない家電がある
ということ。
たとえば…
容量500Whのポータブル電源を
持っていたとしても
出力が300Wしかなかったら
電子レンジ(1200W)は
そもそも動かせません。
「電気はあるのに使えない」っていう
一番ショックを受ける
パターンになります。
なので
ポータブル電源を選ぶときは
W(出力)=
“動かせる家電の種類”を決める数字
Wh(容量)=
“どれくらいの時間”使えるかを決める数字
この2つのポイントさえ
押さえられれば
納得のいく判断が出来るようになります。
「思ったより短い」はなぜ起きる?
次に知っておきたいのが
ポータブル電源はカタログ容量を
100%そのまま使えるわけじゃない
ということ。
理由は「変換」が入るからです。
たとえば
ポータブル電源の中の電気は
基本的に DC(直流)。
でも 私たちがいつも使う家電
(コンセント)は AC(交流)
つまり
「コンセントで使う」ためには
ポータブル電源の中で
DC→ACに変換する必要があります。
この変換をしてくれるのが
「インバーター」というんですけど
変換には必ず
エネルギーがかかって
熱になったりして
少しずつ減っていきます。
「ロスが出る」と言われるのは
この事です。
Jackery公式では ポータブル電源の使用時間を
「容量(Wh)×0.8(80%)÷消費電力(W)」
で見積もることを推奨しています。
これはDCからACへの変換時に
電力ロス(エネルギー損失)が発生するためで
実際に使える電力量は約80%になるという考え方です。
参照:Jackery公式ブログ「ポータブル電源の使用時間の目安」
Anker公式も同様に
使用時の変換ロスを加味して
実用量は約80%前後で見積もることを説明しています。
参照:Anker公式マガジン「ポータブル電源の選び方」
さらに
「ロスの割合は機種や条件で変わる」
というのは こういう意味👇
出力方法
AC(変換あり)か
USB/DC(変換が少ない)か
温度
寒すぎるor暑すぎると
効率が落ちやすい
負荷
大きい家電を動かすほど
負担が増えやすい
だから 使用目安は8割前後
と考えて 余裕を持たせると
安心につながる という事になります。
容量帯(500/1000/1500/2000Wh)を朝〜夜モデルでつかむ
ここからは
実際の生活をイメージしてみます。
計算が苦手でも
これがわかると選びやすいです。
「この使い方だと何日もつ?」
「朝〜夜モデル」を見て
次に気になるのって
ここじゃないですか?
この使い方をしたら
何日くらい持つの?
私もこれが
ずっと知りたかったです。
家電別に何時間って言われても
現実は「毎日ちょこちょこ使う」ので
最終的に知りたいのは
日数なんですよね。
備えたポータブル電源で
何日過ごせるのか。
そこでここでは
ざっくり日数の目安を出します。
✅ポータブル電源は
変換ロスなどがあるので
実際に使えるのは 容量の8割前後で考える
✅1日で使う電気(Wh)を決めれば
何日持つか=割り算で出せる
計算式はこんな感じです。
何日もつ(目安)=
(容量Wh×0.8)÷
1日の消費Wh
(※実際のロスは機種や条件で変わるので
目安として見てください)
✅モデル①
最低限モデル(スマホ・ライト中心)
停電時に
「情報と明かりさえ守れたらまずは安心」
という家庭向けのモデルです。
▼1日の消費イメージ(例)
スマホ充電 2回(15Wh×2)=30Wh
ライト 10W×5時間=50Wh
扇風機 40W×2時間=80Wh
合計 約160Wh/日
この使い方だと
容量帯ごとの目安はこうなります👇
最低限モデル この使い方で何日もつ?
| 容量 | 実質使える電気(×0.8) | 目安日数(160Wh/日) |
|---|---|---|
| 500Wh | 400Wh | 約2〜3日 |
| 1000Wh | 800Wh | 約4〜6日 |
| 1500Wh | 1200Wh | 約7〜8日 |
| 2000Wh | 1600Wh | 約10日 |
✅モデル②
冬モデル(電気毛布あり)
冬の停電で一番つらいのは
正直寒さではないでしょうか。
だから冬に備えるなら
日数モデルも別で考えた方が安心です。
▼1日の消費イメージ(例)
最低限モデル(160Wh/日)
+
電気毛布 50W×8時間=400Wh
合計 約560Wh/日
この使い方だと 目安はこう👇
冬モデル この使い方で何日もつ?
| 容量 | 実質使える電気(×0.8) | 目安日数(160Wh/日) |
|---|---|---|
| 500Wh | 400Wh | 1日弱 |
| 1000Wh | 800Wh | 約1日 |
| 1500Wh | 1200Wh | 約2日 |
| 2000Wh | 1600Wh | 約3日 |
冬に「500Whだと心細い」と感じやすいのは
ここが理由です。
電気毛布だけで
電気をぐっと使うからなんですよね。
日数はざっくり
ここで出した日数は
あくまで目安です。
実際は 次の条件で前後します。
使う端子(AC/USB/DC)
気温(寒さ・暑さ)
家電の負荷
(動かした瞬間に電力が跳ね上がる機器も)
家電別|ポータブル電源で使える時間の目安(早見表)
ここからは具体的な数値。
家電別に
どの位のポータブル電源で
どの家電が何時間使えるか
の目安です。
目安は「容量×0.8÷消費電力」
(ロス考慮)で出します。
※あくまで概算。
機種・条件で変わるので目安として見てね。
停電の最初に困る家電の目安
※スマホは機種で差あり
(バッテリー容量で前後)
在宅避難で「体力が守れる」家電の目安
Ankerの冷蔵庫記事でも
500Wh×0.8÷50W=8時間など
具体例で計算が示されています。
ただし冷蔵庫は
実際にはオンオフ運転なので
理論値より長くなるケースも多いです。
加熱家電は「短時間」が前提
こんな感じで消耗していくので
加熱家電は「長く使う」ではなく
短時間で使う が現実的です。
停電時は「優先順位」を決める
ポータブル電源の容量選びって
実は 計算より先に
「優先順位」が大事です。
停電ってそれだけで不安だし
気持ちも焦ります。
そんな時に
「全部いつも通り」にしようとすると
たいてい上手くいきません。
安心が増える考え方
停電でつらいのは
「できないこと」じゃなくて
「どうしたらいいか分からないこと」
だと思うんです。
だからsyuri家では
守るものを先に決めました。
✅スマホを守る
✅明かりを守る
✅寒さを守る
✅食は 最低限
(加熱より保存)
こうやって「守る順番」を決めると
必要な容量も 使い方も
自然に決まってきます。
全部できる
ポータブル電源を探し続けるより
ずっと気持ちがラクになりました。
ここまでの目安が分かると
うちにはどの容量帯が合うかが
見えてきます。
次は家庭別に
後悔しにくい容量の選び方を
確認していきましょう。
迷ったときの結論
結局「何Whがいいの?」って
話になるんですが
私は家庭向けなら
まず 安心の土台を作るほうが
大事だと思います。
そしてその土台になりやすいのが
1000〜1500Whあたりかなと思います。
EcoFlowなどでも 防災用途としては
1000Wh以上の容量が安心という
趣旨の案内があります。
この容量帯だと スマホ・ライトに加えて
扇風機や寒さ対策の家電も組み合わせやすいからです。
うちに必要な容量は?
ここでは YES/NOで答えるだけの
3問診断を作りました。
これに答えると
あなたの家庭に合いやすい容量帯が
ざっくり見えてきます。
診断結果 あなたの家庭に合いやすい容量帯
YESが0個 → 500〜1000Wh
→ 情報・明かり中心。
最低限の備えに向きやすい
YESが1個 → 1000〜1500Wh
→ 家庭の安心を作りやすい
バランス型
YESが2個以上 → 1500〜2000Wh以上
→ 在宅避難で焦りにくい
余裕型
| YES | 製品名 | 容量 (Wh・W) |
重さ・サイズ | 価格帯(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 0個 情報明かり中心 |
![]() JKS 600WH |
568Wh 500W |
約5kg 20×27×16.5 (cm) |
約3万円台 |
| 💡ポイント | 軽量で家族の必需品をしっかりカバー!入門価格で試しやすい | |||
| 1個 家庭の安心を 作れるバランス型 |
![]() Jackery 1000 New |
1070Wh 1500W |
約10.8kg 32.7×22.4×24.7 (cm) |
約11万円台 |
| 💡ポイント | IH+電気毛布+スマホ充電してもまだ余裕 迷ったらコレ! | |||
| 2個以上 在宅避難で 焦りにくい余裕型 |
![]() Jackery 1500 |
1534Wh 1800W |
約16kg 35.5×26.5×25.3 (cm) |
約10万円台 |
| 💡ポイント | 電気毛布・冷蔵庫にも◎ 冬対策に強い | |||
迷ったら「ひとつ上」
ポータブル電源では
後悔するパターンはだいたい同じで
「足りなかった」が
一番多い印象です。
もし迷ったら 私は
「ひとつ上の容量帯にしておく」のが
おすすめだと思っています。
(※もちろん 持ち運びや予算もあるので
無理はしなくてOKです)
家族人数別の目安
一言で「備える」と言っても
人数によって容量目安は変わってきます。
ここでは
家族人数別に必要量を分けてみます👇
夫婦2人
(最低限でOK派)
→ 500〜1000Wh
(情報+明かり+扇風機)
夫婦+子供1人家庭
(在宅避難も想定)
→ 1000〜1500Wh
(冷え対策が入りやすい)
家族4人
(スマホ複数台+冷蔵庫も守りたい)
→ 1500〜2000Wh
(余裕が安心)
「冬の停電が怖い」家庭
→ 2000Wh以上が安心寄り
(電気毛布+他家電)
「冬の停電が怖い」家庭は
本体のみで2000Wh以上
もしくは
本体1500Wh+ソーラーパネルが
安心できるラインかなと思います。
| 製品名 | 容量(Wh・W) | 重さ・サイズ | 価格帯(参考) |
|---|---|---|---|
![]() Jackery 2000 New |
2042Wh 2200W |
約17.9kg 33.5×26.4×29.2 (cm) |
約23万円台 |
| 💡ポイント | 停電時3~5人家族で約3日間の電力確保 | ||
![]() JackerySolar 1500New200W |
1536Wh 2000W +200W |
約14.5kg 33×22.1×24.2 (cm) |
約23万円台 |
| 💡ポイント | 電気ストーブ・電子レンジOK 容量が無くなる前のソーラー充電で安心を確保 |
||
季節で差が出る対策
冬は 明かりより「寒さ」が
体力を奪います。
だから冬だけは迷ったら 余裕足し。
この考え方の方が
家庭では安心につながりやすいです。
FAQ回答
ここまで読んでくださって
ありがとうございます。
ポータブル電源って
WhやWの考え方が分かっても
いざ選ぶとなると
「これってどういう意味?」
「これはどうしたらいい?」って
細かい疑問が次々出てきますよね。
私も同じでした。
だからここでは初めての方が
つまずきやすいポイントを中心に
よくある質問をまとめました。
「ここだけ先に知りたい!」という方も
気になるところから
読んでもらえたら嬉しいです。
「同時に使える家電数」はどう考える?
同時に使えるかは
「W(出力)」で決まります。
たとえば定格500Wなら
合計で500W以内に収めれば
同時使用が可能です
ライト10W+扇風機40W+スマホ充電
であれば
余裕で問題なし という感じ。
ただし起動時に
電力が跳ね上がる家電もあるので
余裕を見た方が安心です。
スマホ充電の「何回分」って?
スマホ1回の充電は
15Wh前後(機種差あり)で
ざっくり見積もると計算しやすいです。
容量1000Whなら
ロスを考えて実質800Wh程度
→800÷15=約50回が目安。
ただし 満充電までの使い方や
ケーブルの違いで前後します。
停電時の優先順位はどう決める?
迷ったら「命に近い順」です。
情報(スマホ) 明かり
寒さ対策 保存(冷蔵庫)の順。
節電に関しては
容量の小さい電気を
いかに長く持ち続けられるかが
カギです。
加熱家電は消費が大きいので
短時間に絞ると安心が続きます。
最初に優先順位を決めておくと
停電中に迷わず動けます。
冷蔵庫を守りたい時のNG行動
停電中に何度も開け閉めするのが
一番もったいないです。
冷気が逃げるたびに
電力が必要になります。
必要なものをまとめて取り出す
冷蔵庫優先の時間帯を決めるなど
使い方を工夫すると電気を節約できます。
結局ソーラーパネルは必要?
結論から言うと
「必須ではないけど あると安心が増える」
という立ち位置です。
ポータブル電源は基本的に
コンセントで充電できますが
停電が長引いたり 避難生活で
充電場所が確保できない場合は
ソーラーパネルが
“自宅で電気を作れる手段”になります。
ただし
ソーラー充電は天候に左右されますし
思ったより充電に
時間がかかることもあります。
なので 初めての方はまず
本体だけで「何日しのげるか」を考えて
足りない不安が残る場合に
ソーラーパネルを検討する流れが
失敗しにくいと思います。
目安としては
停電が1〜2日程度なら
本体のみでも困らない家庭が多い
長引く不安が強い
在宅避難の予定があるなら
ソーラーがあると安心
という考え方がおすすめです。
まとめ
ポータブル電源が
「どれくらい使えるか」は
WhとWを整理できれば
一気にわかりやすくなります。
Whは ためられる量
Wは 出せる勢い。
さらに
コンセント(AC)で使うときは
変換が入るためロスが出るので
使用時間は 8割前後の目安で
考えると安心です。
家電別の目安時間を見ながら
停電時に「守りたい順番」を決めるだけで
必要容量は自然に絞れます。
迷ったら家庭別の目安
(1000〜1500Wh中心)を参考に
冬だけは余裕足しで
検討してみてください。
参考文献・引用元
Jackery Japan 公式ブログ(容量×80%÷Wの考え方)
Anker Japan 公式マガジン(ロスを考慮して80%を掛ける)
Anker Japan 公式マガジン(冷蔵庫のシミュレーション例)







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