防災準備をしていく中で
「電気も備えられたらいいな」と思い
ポータブル電源を調べ始めたsyuriです。
停電対策について調べていると
UPSという言葉を見かけることがあります。
UPSって有名ですか?
私は何の事かわからなくて
言葉の意味もよくわからないまま検索してみると
ポータブル電源が代わりになるらしい
といった情報が出てきました。
UPSとポータブル電源は 何が違うのか
同じようなものと考えていいのか
全くの別物なのか
今ひとつわからなくて
どういう事?
と頭の中は???でいっぱい。
でも
便利なら使ってみたいし
知らないと
自分に必要かもわからない。
という事で
専用UPSとポータブル電源の違いを
調べてみました。
結論を先に言ってしまうと
家庭の停電対策なら
ポータブル電源で代用できるケースは多いです。
ただ
NASやサーバーなど
電源の安定性が重要な機器では専用UPSの方が向いています。
そこで今回は
UPSとはどんな装置なのか
ポータブル電源との違いは何か
家庭の停電対策では
どちらが向いているのか
などなどお伝えしていきます。
読み終わる頃には
UPSの基本的な役割
ポータブル電源が代わりになる場面・ならない場面
自分の使い方に合う考え方
このあたりも
分かってもらえるんじゃないかと思います。
メーカー仕様やUPSの仕組みも調べてみましたが
難しい言葉が多く出てきたので
初めての方にもイメージしやすいように
できるだけ
わかりやすくまとめてみました。
ポータブル電源とUPSで迷っている方の
参考になれば嬉しいです。
UPSとは?停電時に電源を守るための装置
まずはUPSとは何者かを説明します。
UPSとは
「Uninterruptible Power Supply」
の略で
日本語では「無停電電源装置」と呼ばれています。
(参考:Eaton公式「UPSとは」解説ページ)
漢字ばっかりで
なんかイヤですね。
このUPSは 何の事かというと
停電が起きたときに
瞬時にバッテリーへ切り替わって
機器を安全にシャットダウンするための
時間を確保する装置のことです。
「ばちん!」と急に電源を落とすのではなく
安全に停止するまでの時間をかせいでくれます。
パソコンやサーバーのような機器は
急に電源が切れると
データが消えてしまったり
不具合が起きたりする事がありますよね。
UPSはそうした困りごとを
減らすための装置。
ここで間違えやすいのは
UPSの役割は
ポータブル電源のように
長時間 電気を使えるようにすることでは
ありません。
多くのUPSは
数分から十数分くらい電源を保って
その間に
保存や終了の作業ができるようになっています。
なので
停電中に しばらく使い続けるためのもの
というより
急な電源オフで困らないようにするため
と考えるといいかなと思います。
ポータブル電源は専用UPSの代わりになる?
じゃーポータブル電源にUPS機能が付いている場合
専用UPSの代わりになるのか
という
私が一番知りたかった事ですが
結論からいうと
家庭の停電対策であれば
ポータブル電源で代用できるケースも多いです。
ただ UPSとポータブル電源は
もともとの役割が少し違います。
なので
どちらか1つあれば 必ず同じ
というわけではありません。
私が最初にわからなかったのはココで
1つで同じ役割をしてくれるの?
と思っていました。
でも調べてみると
使い方によっての向き・不向きがある事が
わかりました。
例えば
向いている使い方をざっくり分けるとこんな感じです。
| 使い方 | UPS | ポータブル電源 | |
|---|---|---|---|
| PC作業の保護 | ◎ | △ | |
| NAS・サーバー | ◎ | △ | |
| Wi-Fi・ONU | ◎ | ◎ | |
| スマホ充電 | △ | ◎ | |
| 停電生活 | △ | ◎ | |
| 防災 | △ | ◎ | |
◎=向いている
△=あまり向かない
UPSは
電源をできるだけ途切れさせないことを目的とした装置。
ポータブル電源は
停電したときに 電気を使うための電源です。
例えば家庭でよくある
Wi-FiルーターやONUは
消費電力が小さいことが多いので
ポータブル電源でも
バックアップしやすい機器です。
(ONUって何者?については下で説明しています。)
スマホの充電や照明など
停電の時に
最低限の電気を確保したい方は
ポータブル電源が使いやすいと思います。
対して
NASやサーバーのように
電源の安定性が特に大切な機器では
専用UPSのほうが 適している場合があります。
(NASって何者?については下で説明しています。)
デスクトップPCも
使い方によっては
少し気をつけたいところです。
一時的なバックアップに使えることもありますが
切替時間の影響を受ける場合もあるため
安定性を重視する場合は
専用UPSのほうが安心です。
ポータブル電源と専用UPSの一番の違いは切替時間
専用UPSとポータブル電源の大きな違いは
停電したときに電気が切り替わるまでの時間です。
UPSは停電を検知すると
すぐにバッテリーへ切り替えて電気を供給します。
方式や機種によって差はありますが
一般的には
ポータブル電源より
短い時間でバックアップできることが多いです。
対して
ポータブル電源のUPS機能や EPS機能は
機種によって差はあるものの
10〜30ms前後で切り替わるモデルが多いです。
ms(ミリ秒)は
1秒の1000分の1の単位こと。
例えば
人のまばたきは
約100〜400msほどといわれています。
なので
10〜30msは
まばたきよりもずっと短い時間
という事になります。
人が気づくのは
ほぼ難しいくらいの短さですが
電子機器によっては
このわずかな電気の途切れでも
電源が落ちてしまうことがあります。
この
一瞬の電気の途切れ(瞬断)が
あるか・ないか
それがUPSとポータブル電源の大きな違いです。
ポータブル電源のEPS機能とは?
EPSとは
(Emergency Power Supply)の略です。
(エマージェンシー・パワー・サプライ)
日本語で言うと(非常用電源)のこと。
停電を検知すると
ポータブル電源のバッテリーから電気を供給する仕組みで
停電時のバックアップ電源として使うことができます。
ポータブル電源のEPS機能と専用UPSとの違い
ポータブル電源のEPS機能はとても便利ですが
専用UPSとは 構造が違うので
切替時間には 機種ごとの差があります。
多くのポータブル電源では
切替時間が10〜30ms前後とされていますが
このわずかな時間の差が
影響する機器もあるんです。
例えば
✅Wi-Fiルーター
✅ONU
✅ノートPC
この辺りは
ポータブル電源のEPS機能で
使いやすいことが多いです。
対して
✅NAS
✅サーバー
など
電源の安定性が特に重要な機器では
専用UPSが選ばれることが多いです。
ONUは
(Optical Network Unit)の略で
(オプティカル・ネットワーク・ユニット)
日本語では(光回線終端装置)
と呼ばれる事が多いです。
何者かというと
光回線の信号を
家庭で使える通信に変換するための機器で
インターネットを使うための
入口のような役割があります。
役割のイメージはこんな感じです。
光回線
↓
ONU
(光信号 → 通信信号に変換)
↓
Wi-Fiルーター
↓
スマホ・パソコン
停電すると
ONU → Wi-Fiルーター → インターネット
の順で止まるので
スマホやパソコンも
ネットが使えなくなってしまいます。
ただ
ONUや Wi-Fiルーターは
消費電力が小さいことが多いので
ポータブル電源でもバックアップしやすい機器です。
一瞬の差で影響を受けやすい機器
停電した時の
ほんの一瞬の電気の途切れは
機器によって影響の受けやすさが変わります。
その代表的な例がNASです。
NASは
(Network Attached Storage)の略で
(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)
ネットワークにつないで使う保存機器のこと。
家庭やオフィスのネットワーク(LAN)に接続して
複数の機器から同じデータにアクセスできます。
例えば
✅ 家のPC
✅ スマホ
✅ タブレット
✅ テレビ
から
写真や動画などの
同じデータを共有して見ることができます。
NASは停電になったとき
急に電源が落ちてしまう事
だけではなく
データ破損などの
トラブルにつながる可能性があります。
一番困るヤツですね。
なので
NASを使っている環境では
電源ができるだけ途切れにくいように
UPSが使われることが多いです。
専用UPSにも種類がある(バックアップ方式の違い)
専用UPSにはいくつかの方式があって
停電した時の
電気の切り替わり方や
普段の電気の通し方に
違いがあります。
ちょっと難しく感じるかもしれませんが
まずは
UPSにもタイプがあるんだな
くらいで大丈夫かなと思います。
UPSの方式は
一般的に 大きく分けて3種類あります。
(参考:オムロン UPS方式の解説)
| UPS方式 | 特徴 |
|---|---|
| 常時インバータ方式 (オンラインUPS) |
普段からバッテリーを通して電気を供給するため 停電時もほぼ途切れません。 |
| ラインインタラクティブ方式 | 電圧の変動を調整しながら停電時にはバッテリーでバックアップします。 |
| 常時商用給電方式 (オフラインUPS) |
普段はコンセントの電気を使い 停電時にバッテリーへ切り替わる一般的な方式です。 |
家庭や
比較的小さなオフィスで使われるUPSでは
ラインインタラクティブ方式や
常時商用給電方式が
よく使われています。
この2つの方式は
停電すると
バッテリーへ切り替わる仕組みなので
製品によっては
数ms(ミリ秒)の 短い切替時間で
切り替わる機種もあります。
つまり 一言でUPSといっても
中身はすべて同じ
ではないんです。
どのくらい
電源の安定性を重視するかによって
選ぶ方式も変わってきます。
専用UPSが向いている人
専用UPSが向いているのは
電源がほんの一瞬でも切れると困る
機器を使っている人です。
例えば
✅NASを使っている
✅データ管理を重視している
✅自宅サーバーを運用している
✅パソコン作業中の電源トラブルをできるだけ避けたい
こういった場合は
ポータブル電源よりも
専用UPSのほうが向いています。
UPSは
機器やデータを
急に電源が切れる事から守るための備えなので
電源の安定性を
特に重視したい人に合っています。
ポータブル電源が向いている人
家庭での停電対策や日常使い
防災も含めて考えている人は
ポータブル電源のほうが
使いやすいことが多いです。
例えば
✅停電時にスマホを充電したい
✅Wi-FiやONUを使えるようにしたい
✅明かりを確保したい
✅防災用として備えておきたい
✅停電中も家電を少し使いたい
こういった使い方なら
ポータブル電源が向いています。
ポータブル電源はUPSのように
一瞬の切替を最優先にしたもの
ではありませんが
停電時の生活を支える電源としては
とても心強い存在です。
家庭用として選ぶなら
UPS機能の有り・無しだけでなく
容量や出力
安全性なども一緒に見ておくと
選びやすくなります。
UPS機能(EPS機能)付きポータブル電源を比較しているので
自分の用途に合うモデルをチェックしてみてください。
👉用途別に選びやすいポータブル電源比較ページ
FAQ回答
専用UPSとポータブル電源はどちらがコスパいいですか?
一概にどちらがいいとは言えず
使い方によって変わります。
パソコンやNASなど
電源が一瞬でも落ちると困る機器を守りたいなら
専用UPSのほうが目的に合っていると思います。
ポータブル電源と比べると
安価なものが多いですが
寿命は短めなので
買い替えが必要になる事もあります。
ポータブル電源は専用UPSと比べると
高額になるかもしれませんが
その分 寿命も長く
防災用としての視点から見ても
スマホ充電や 情報を得るための通信など
電気の備えとしての役割
また
日常使いやアウトドアなど
使い道が広く
日常生活では便利に感じやすいかなと思います。
価格だけでなく
何に使いたいかを基準に考えるのがおすすめです。
ポータブル電源にUPS機能はありますか?
一部のポータブル電源には
UPS機能(EPS機能)が搭載されている製品があります。
ただ
すべての機種に付いているわけではなく
切替時間や
対応できる機器にも違いがあります。
停電対策として選ぶときは
UPS機能の有無だけでなく
容量や出力
安全性もあわせて確認しておくと安心です。
ポータブル電源があれば専用UPSはいらないですか?
家庭での停電対策であれば
ポータブル電源で十分役立つケースも多いです。
ただ
NASやサーバーなど
電源の安定性が特に大切な機器を使う場合は
専用UPSが向いていることがあります。
停電中にも電気を使い続けたいのか
一瞬の電気の遮断から
守りたい機器があるのかどうかで
考えると選びやすくなります。
停電対策用のポータブル電源はどう選べばいいですか?
停電対策で選ぶときは
UPS機能の有無だけでなく
容量や出力
使いたい機器の安全性もあわせて
確認することが大切です。
スマホ充電やWi-Fiだけでいいのか
照明や家電まで使いたいのかで
自分の家に合うモデルは変わってきます。
どれを選べばいいか迷う時は
用途別の比較ページを見ながら選ぶとわかりやすいです。
ポータブル電源の容量によって変わります。
容量・出力・安全性などをまとめて比較しているので
失敗しない選び方はこちらで確認できます。
👉用途別にわかる失敗しない選び方
まとめると・・・
専用UPSとポータブル電源は
似ているようで役割が少し違います。
UPSは電源をできるだけ途切れさせないための備えです。
急な停電で困りやすい機器や
大切なデータを守りたいときに向いています。
対してポータブル電源は
停電したときにも電気を使えるようにするための備えです。
スマホの充電やWi-Fi
明かりの確保など
家庭の停電対策では使いやすい場面がたくさんあります。
なので
家庭用の備えとして考えるなら
ポータブル電源が役立つケースも多いです。
でも
NASやサーバーデータ管理のように
電源の安定性が特に大切な用途では
UPSのほうが合っている場合もあります。
なんとなく似ていそうで選ぶのではなく
何を守りたいのか
停電時にどんな使い方をしたいのか
そこを考えてみると
自分に合う備えが見つけやすくなると思います。
ポータブル電源を選ぶなら
容量や出力
UPS機能の有無など
見ておきたいポイントはいくつかありますので
迷ったときは
比較ページもあわせてチェックしてみて下さい。
こちらの記事も参考にどうぞ

コメント